とは言え、バック・スイングで重心移動を ミニマムにしつつも ダウン・スイングでは右脚を蹴るようにして 力強く体を回転させることの出来る体勢を作る必要があるから、バック・スイングではある程度体重を右脚に乗せる、即ち、体重移動を行う必要があるという考え方になる。
その場合は、
r11 アイアン重心が右に移動しないように 右脚に体重を乗せる為には a) 右ひざと b) 左の腰骨の位置が右に流れないようにすることがポイントになる。そして、ダウン・スイングでも重心の位置を動かさないよう 頭の位置を残すような形でボールを打つ (俗に言う 左の壁を作る、または、ステイ・ビハインド・ザ・ボールのイメージ) 打ち方が正しいとする理論になる。
バック・スイングの時に体重を右に移動しなければ 俗に悪いと言われてきた 明治の大砲スタイルになり易い訳だ。だが、最近ツアー・プロの間でも流行しているスタック・アンド・ティルトの 理論では この悪いと言われてきた
テーラーメイドR11アイアン右への体重移動を行わない やや明治の大砲スタイル的なゴルフ・スイングも やり方次第では好ましい結果を生むことも分かっている。
この事実は ゴルフが体重移動ではなく、体の回転運動が パワー・ソースになるべきという考え方の証明にもなっている。